【写真印刷】RGBとCMYK、どっちで入稿?モニターの色を忠実に再現する秘訣
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PHOTOPRI(フォトプリ)
プロ品質の写真プリントサービス
「PHOTOPRI(フォトプリ)」は、写真展クオリティのプリントを提供する専門店です。一枚一枚の色を丁寧に調整し、20種類以上の用紙から最適なものを提案。あなたの作品が持つ魅力を最大限に引き出すお手伝いをします。大切な作品を、最高の形で残しませんか?
なぜ写真は印刷すると色が変わる?RGBとCMYKの違いと解決策
この記事は、写真展・美術展品質のプリントサービスを提供する私たちPHOTOPRIが執筆しています。プロのアーティストから趣味で創作活動をされる方まで、皆様の「作品を最高の形で表現したい」という想いをサポートします。
渾身の一枚を、最高の色彩で仕上げた。しかし、いざプリントしてみると…
「なんだか色がくすんでいる…」「モニターで見た、あの鮮やかな青はどこへ?」
そんな経験に、がっかりしたことはありませんか?実はそれ、あなたの編集技術や写真のデータが悪いわけではありません。多くの場合、その原因は「RGB」と「CMYK」という、色の”ルール”の違いにあるのです。
この記事では、多くのクリエイターを悩ませる色の問題について、アートプリントの専門家である私たちが、その根本原因から、モニターで見たままの色を再現する画期的な解決策まで、徹底的に解説します。もう二度と、プリントの色でがっかりしたくない。そんなあなたのためのガイドです。
色の基本ルール:「光の色」RGBと「インクの色」CMYK
色の謎を解く鍵は、まず2つのカラーモデルの違いを理解することにあります。
RGB:「光」で色を表現する(加法混色)
Red(赤)・Green(緑)・Blue(青)の3つの「光」を混ぜ合わせて色を作る方法です。PCのモニターやスマートフォンの画面、デジタルカメラのセンサーは、このRGBで色を表現しています。3つの光がすべて重なると「白」になるため、「加法混色」と呼ばれます。

CMYK:「インク」で色を表現する(減法混色)
Cyan(シアン)・Magenta(マゼンタ)・Yellow(イエロー)の3つの「インク」と、Key plate(黒)を混ぜ合わせて色を作る方法です。紙などの白い媒体にインクを乗せていく、一般的なカラー印刷で使われます。色が混ざるほど暗くなり、「黒」に近づくため、「減法混色」と呼ばれます。
最大の原因!表現できる色の範囲(色域)が違う
「RGBとCMYKの違いは分かった。でも、なぜそれが色の変化に繋がるの?」
その答えは、それぞれが表現できる色の範囲(色域=ガモット)が異なることにあります。
下の図を見てください。これは、人間が見える色の範囲の中で、一般的なRGB(sRGBやAdobe RGB)とCMYKがカバーできる範囲を示したものです。

一般的に、RGBはCMYKよりも表現できる色の範囲が広くなっています。
お気づきでしょうか? 特に、鮮やかな緑や青、蛍光色に近いビビッドな色は、RGBでは表現できても、CMYKの範囲外にあることが多いのです。
多くの印刷サービスでは、あなたが「RGB」で作成した大切な写真データを、印刷工程で半ば強制的に「CMYK」のルールに変換します。その際、CMYKの範囲外にある色は、最も近い色に置き換えられてしまうため、「色がくすむ」「鮮やかさが失われる」といった現象が起きてしまうのです。
「色がくすむ」現象の正体
鮮やかなエメラルドグリーンをRGBで表現しても、CMYKに変換されると、より落ち着いた緑色に。輝くようなロイヤルブルーは、深みのある紺色に。これが、モニターで見た感動が、プリントで失われてしまう悲劇の正体です。
【解決策】モニターの色を諦めない。「RGBダイレクトプリント」という答え
「じゃあ、モニターで見た鮮やかな色は、プリントでは諦めるしかないの…?」
いいえ、そんなことはありません。
私たちPHOTOPRIは「RGBダイレクトプリント」でを提供しております。
これは、一般的なCMYK変換プロセスを介さず、お客様からお預かりしたRGBデータを、私たちの持つカラーマネジメント技術で直接解釈し、広色域インクを搭載した高性能プリンターで出力する方式です。
RGBが持つ豊かな色彩情報を、失うことなく紙の上に再現する。それが私たちの使命です。
この方式により、CMYK変換では表現しきれなかった鮮やかな色彩を、驚くほど忠実にプリントすることが可能になりました。あなたがモニターの前でこだわり抜いた、その一色一色を、私たちは紙の上で再現します。
入稿データはどっち?「RGBのまま」が正解です
私たちPHOTOPRIにご注文いただく際は、お客様側でCMYKに変換する必要はございません。
- カメラのカラー設定は「Adobe RGB」または「sRGB」のままに。(どちらでも対応可能ですが、より色域の広いAdobe RGBがおすすめです)
- Photoshopなどの編集ソフトでも、RGBモードのまま作業・保存してください。
- RGBカラーの入稿データをそのままフォームでお送りください。
データを最高の形で受け取り、最高の形でプリントする。それが私たちの仕事です。詳細は「ご入稿データについて」のページでもご確認いただけます。
まとめ:もう、プリントの色で悩まない。
写真の色がくすむ原因は、多くの場合「RGBからCMYKへの変換」にありました。そして、その問題を解決し、モニターで見たままの感動を紙の上に再現する方法が「RGBダイレクトプリント」です。
- PCモニターやデジカメは「光の色(RGB)」、一般的な印刷は「インクの色(CMYK)」。
- RGBからCMYKへ変換すると、表現できる色の範囲が狭くなり、特に鮮やかな色がくすんでしまう。
- 解決策は、RGBデータのまま忠実に印刷できる「RGBダイレクトプリント」を選ぶこと。
色の違いに悩み、表現したい色彩を諦めていたすべてのクリエイターへ。PHOTOPRIは、あなたの色彩感覚を解放します。ぜひ一度、その違いを体験してみてください。
まずは「お試しプリント」で、驚くほどの色再現性をご自身の目でご確認ください。
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